1.創立60周年 感謝の言葉
【小泉明の感謝の言葉】
ご来場の皆様、本日は私ども小泉会計のために、お集まりいただき誠にありがとうございます。私は今、悠々自適の身で、毎日楽しく明るく暮らしております。会計事務所の経営は、10年前から、2代目所長の明義に完全に任せ、安心して暮らしております。1年ほど前に私は長年連れ添ってくれた妻ふみ子を病のために亡くしました。その後は写真を見るたびに涙がこぼれる日々を送っておりましたが、最近になりようやく元気も回復してまいりました。自分では「あと2年ぐらいかな」と思いますが、皆様のお顔を拝見していますと心の底から元気が出てくる思いです。息子からは「100歳に挑戦」と言われておりますので、その言葉に乗り、「100歳に挑戦してみようか」とも思っております。今後も引き続き皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
【小泉明義の感謝の言葉】
ご来場の皆様、小泉経営会計(旧小泉明会計事務所、現小泉明義税理士事務所)は、本日をもって創立60周年を迎えることができました。これもひとえに、長年ご愛顧いただきましたお客様のおかげであると心から感謝いたします。本当にありがとうございます。
~ 事務所の略歴 ~
初代所長の小泉明が台東区御徒町に最初の事務所を構えましたのが昭和22年のことでした。その後、事務所は文京区三組町(湯島天神下)、豊島区駒込の2箇所になり、さらに千代田区神田和泉町に統合されました。この小冊子の表紙の写真が神田和泉町の事務所です。私(明義)はこの事務所内で、そろばんをローラースケートにして遊んでいたことを今でもよく覚えています。この頃の若手筆頭が今の大番頭の三浦清です。引越しと事務所レイアウト変更が大好きな父は、その後台東区池之端4丁目に事務所を移し、さらに台東区根岸で計4回移転しました。そして平成10年4月に小泉明から小泉明義に事業は承継され、同年7月から現在の台東区池之端2丁目(不忍池前)に移りました。新しもの好きの父が唯一替えなかったのは妻でした。
~ TKC運動に邁進 ~
その間、小泉明は故飯塚毅氏(税理士・公認会計士)の使命感に共鳴し、昭和44年からのTKC全国協議会への参加、TKC全国会への参加、TKC全国政経研究会への参加を通じて、コンピューター会計の推進を通じ、職業会計人の運命打開運動に邁進しました。
TKC運動は自利利他の精神を理念とする、中小企業への経営支援運動、会計業務改善運動、職業会計人の地位向上運動でありました。青雲の志に燃えた多くの若手会計人が全国で集まり、税務の中に月次巡回監査というシステムを導入し、会計業務品質の飛躍的向上に寄与しました。この運動に大いに意義を見出した小泉明は、全国の仲間への啓蒙セミナーに駆けずり回り、この当時の数年間、私(明義)は家で父を見た記憶が余りありません。その後、平成10年4月の事業承継までの間の52年間、小泉明は所長として誠実に業務に取り組んでまいりました。
~ 小泉会計の承継 ~
平成10年4月に小泉明義が税理士登録を済ませると、即座に「ひとつの事務所に頭は二つ要らない」と父(明)は言い、計理士・税理士・司法書士・社会保険労務士をすべて廃業してしまいました。後継者への配慮の故のことと、このことも心から感謝いたしております。
私、小泉明義は、事業承継の本質は創業経営者の志の承継、使命感の承継にあると考えております。志とは、今で言うところのヴィジョン経営であり、理想的な信念を表す経営理念・経営ヴィジョンのことであり、メンバーを奮い立たせる気力の源になるもの(志は氣の師なり)、人間集団の求心力の発信元になるものである、と理解しております。
~ 小泉明の志とは ~
父の会計人としての志の原点は、「日本で一、二を争う煉瓦工場であった家が倒産したのは、経理が乱脈であったからだ。経理を商売の土台に据えて経営を考えるという考えが一族のほとんどのものに希薄であったからである」という祖父の言葉であったと思います。その後、多くの先輩ご友人からの叱咤激励を頂きました。特に、社団法人国民文化研究会の故小田村寅二郎先生からは、日本の歴史的、文化的伝統に根ざし、それを基盤にして自分自身の人生観を鍛える学問を続け「ナショナルアイデンテテイを確立すること」の重要性を学びました。さらに石川忠雄先生(元慶応義塾長、文化勲章受章者)からは、福沢諭吉翁の学問のすすめの「独立自尊の精神」の大切さ(注、文末添付資料)を教えていただきました。そしてTKCの故飯塚毅先生からは租税正義の実現と中小零細企業の経営を守る会計人としての使命感を頂きました。
~ そして小泉明義の志は ~
2代目の私、小泉明義は、以上の父の志(会計を大事にすること、誇り高き日本人になること、独立自尊の精神を堅持すること、租税正義と中小企業の経営を守ること)を忠実に継承して参ります。
さらに、父から受け継いだ志を発展させ、21世紀の企業経営の中心課題となります、「ヴィジョン経営」を強力に推進することで、長年の皆々様のご愛顧にお答えする所存でございます。ヴィジョン経営につきましては、この冊子で後述しております。ヴィジョン経営をこの乱世の下のすべての中小企業の皆様にお伝えすることが私どものこれからの志であり、使命であり、ヴィジョンであります。乱世はあと40年続くと言われています。この40年間の乱世における私の役割は、ヴィジョン経営を推進することです。今60周年ですから、乱世の終わりにちょうど創業100周年を向かえます。そこで次の世代に事業を引き継いでもらうことが私の使命と認識しております。ヴィジョン経営の基礎になる「思想学習」につきましては、ここ5年間全員で取り組んでまいりました。これもこの冊子の中に少し書いて置きましたがとても私の力では説明しきれるものではないほど奥の深いものです。そこで本日、皆様にお持ち帰りになっていただくものの中に、思想学習の先生である竹内日祥上人の著書を入れさせていただきましたので、詳しくはそちらを是非ご覧くださいませ。
~ 感謝のご挨拶の最後に ~
池のほとりの小さな会計事務所ですが、志だけはでっかく持って、全員一丸となって、切磋琢磨しながら、仲良く、楽しみながら、私どものヴィジョン達成に取り組んでまいりたいと思います。
どうか皆様のより一層の、ご支援ご指導ご鞭撻のほどを、心よりよろしくお願い申し上げます。
本日は、皆様のご愛顧にお答えするための感謝の夕べでございます。
主人公はお客様です。短い時間ではありますが、スタッフ一同、皆様へ感謝の気持ちが伝わるよう、精一杯努めさせていただきます。
どうか楽しんでいってくださいませ。
最後になりましたが、
これまでたくさんある会計事務所の中から私どもを選んでいただき、長年浮気もせずに、小泉経営会計に仕事をくださいました、お客様に心から感謝いたします、ありがとうございました。
また、父や私に対し心暖まる幾多のアドバイスや生きる糧になるお言葉をいただいた諸先生、友人知人の皆様に心から感謝いたします、ありがとうございました。
そして、無理難題、罵詈雑言に耐え、一緒にこの重い荷物を担ぎ、ともにヴィジョン達成をめざして、日夜努力し続けているスタッフの皆さん、心から感謝いたします、ありがとうございました。
今日は最後まで抜かりなく、もう一踏ん張りがんばってください。
また、最後になりましたが、わがまま放題であまり家庭的でなくたぶん寂しい思いをさせているであろうが文句も言わずに支えてくれている、かみさん、子供たちに対しても、本当は心から感謝しているのです、ありがとうございます。
最後の最後になりましたが、人生をかけるに足る素晴らしい事業を継承させてくれ、私自身が未熟なために、その時期が熟するまで延々と黙って待っていてくれた、創業経営者の父に対して、あなたが最大の私の人生の恩人であると言う気持ちを込めまして、心から述べさせていただきます。ありがとうございました。
本日は、本当に、本当に、本当に心から、ありがとうございました。
平成19年4月25日
小泉経営会計、株式会社未来経営サポート
会長 小泉 明
所長、代表取締役 小泉明義
スタッフ一同

