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自由企業体制の立脚点

 現社会は、社会問題につき一定の原理に捉われず、個々の問題を「そのときの良し悪しに従って」分別評価するという、いわゆる便宜主義を旨とし、常に対立する見解の間の妥協を計るという、いわば無原則で成り行き次第のその様が、思慮分別ある心のしるしであるかのようにみなされてきています。イメージ
 それですから「自由主義」「資本主義」「社会主義」という用語は、今日では首尾一貫した観念の体系を示さなくなってきて、それらは異質な諸原理といろいろな事実を混交した態をなしてきているように思えます。
 この混交の流れは、換言すれば無原則による漂流ということになるでしょう。我々はそれに満足しないで、我々に明確な指針を与えてくれ、かつ我々が遵守しようと望む普遍適用性を持つ実定法(ここでは民法・商法)から在るべき自由企業体制の立脚点を洞察し、新しい時代を開拓する知恵と勇気を振起することが必要であり、またそういう時代がやってきたようです。

先覚者のお言葉



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